シンセサイザーと百合

パステルカラー寄りのシンセとガチ百合

Dave Smith Evolver Desktopの説明書・マニュアルの翻訳①:導入

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最近DSIのevolver desktopを中古で購入しました。
しかしどうにも、昔の商品だからなのか日本語のマニュアルらしいマニュアルが見つからず、今更だしほとんど使ってる人もいないシンセかもしれないけど、翻訳してみようと思い立ちました。

翻訳について
海外の英文は僕らの言語的な習慣とは違う感覚で書かれているものが多くあります。なので、例え企業であっても、日本の企業が書きそうな文章のタイプと大きく違うものが多々あります。ここでの翻訳は、原文に忠実なものというより、あくまで日本人が読みやすく、また読んでて疲れにくく、操作をしたくなるようなものにするつもりです。
なので忠実性から本当に少しだけ離れていますが、意味は全く同じものになるようにしています。

英文マニュアル

https://www.davesmithinstruments.com/downloads/evolver/doc/Evolver_manual_3.2a.pdf

 

<「導入」(6ページから8ページまで)>

ようこそ

Evolverを購入してくれてありがとう!このシンセサイザーの音を聞いてノブを回して、思いっきり楽しんでほしい!

登録について
もし私たちの会社からこの商品Evolverを直接注文・購入したなら、もう既に君の情報は登録済みだ。
またもし音楽機材量販店で購入したなら是非「www.davesmithinstruments.com」へ行って登録をしてほしい。

バージョン3.0の音について
君のEvolverはver.3.0が既にインストール済みだ。また古いEvolverを持っているならアップデートも可能だ。ぜひ私たちのウェブサイトをチェックして欲しい、他にもより多くの情報が手に入るよ。

このアップデートでは古いEvolverと互換性を持たせるため、音源上でエフェクトがかから無いよう設定されている。
これは何らかの条件下でパラメーターが理論上の順番で動かなくなったり、一定の決められた値の範囲を超えると予期せぬ現象が起きてしまうからだ。

クイックスタート(とりあえず始めたい人のために)
もし君が私みたいなタイプの人間なら、君はもう既にEvolverにしばらく触ってプレイを始めているだろうね。そして、その後にでもマニュアルを眺めるんだろう。でもそうでない人のために、ここに始めるための手っ取り早いマニュアルを用意したよ。

まずは電源を入れる必要がある。もし君が別のACアダプターの先端が必要なら(国によってコンセントの形が違うため)、まずは既についている先端をボタンを押してスライドさせ取り外してほしい。そのあと必要な先端部分を装着させれば、準備は完了だ。

次にEvolverの音を鳴らすため、Out(背面部にあるLeftOut(左)/RightOut(右))へミキサーやその他の音を取り込んだり鳴らしたりする機材(スピーカーやオーディオインターフェース等)へ繋いでくれ。

それらが済んだら一番左下の「Start/Stop」ボタンを押すんだ。シーケンサーに合わせて音が鳴り始める。Programのノブを回すと今鳴っている音とは別の音を鳴らす事ができる(その時はMainボタンの隣の上下二つのランプのうち上側が光っているのを確認して)。君の思いのままのシーケンサーを作ってみてほしい。出荷時はBank1は「1から69まで」は既にシーケンサーと音がセッティングされているよ。
Evolverは全部で512もの音源がそれぞれのセクションで触ることができるんだ。

君は今Programノブ側でセットされていた音でプレイできるんだ。だから例えば、三列目の1のノブを回すとフィルターのCutOffのFrequencyがいじれる。
(メモ)-君は八つの横列のノブを手早く回すことで自由に各値を変えられるんだ。例えば列1-1のノブをいじればFrequencyの値を調整できるんだ。でももし下の列の操作、例えば列1-1のGlideの値を調整したいなら「シフトボタン(Shift)」を押したままノブを回すことで可能だよ。

シーケンスのステップを変更したいなら、シーケンサーボタン(Sequencer)を押すんだ。既にプログラムされているものを16×4のシーケンサーで調整するモードだ。
列1のコントロールステップ1から8と列2のステップは9から16までを表しているよ。それがシーケンス1だ。同様に3と4はシーケンス2をって感じだ。他もそう。5と6。7と8も同様だ。それとシフトボタンはシーケンスモードにおいては不要だよ。

(メモ)-シーケンスは1から4で名前付けられているけど、四つそれぞれ違う操作・設定ができる一つのシーケンスと考えて欲しい。それぞれ四つのシーケンスを君の求めるパラメーターに設定することで、一つのシーケンスを生み出すことができるんだ。
もう少し砕いて言うと、四つの独立したアウトプットを持つ一つのシーケンサーが同時並行的に動いているってことなんだ。さらにこの四つはそれぞれ違う音の長さも設定できる。またシーケンス1(先ほど言った列1と2だね)はシーケンサーのステップが止まっていてもコントロールすることができる(エンベロープをいじらない場合だ)。
詳しくは18ページを見てみて欲しい。もっと詳しくシーケンサーの仕組みが載ってるよ。

MIDIキーボードでEvolverを使うには
Evolverはキーボード無しで使うケースの方が多いと思う。付属のシーケンサーを使ったりしてね。だけど時には、キーボードを使って単独で使ってみたい、なんて思うこともあるだろう。それでも例えばシーケンサーが付属したキーボードとのコンビで使う事も可能だ。トリガーモードとオシレーターのfrequencyの範囲を選べるプログラム数値も用意してあるよ。

Trigger Select(列7-7)の数値はエンベロープをいじるための設定を変えることができる。
シーケンサーもしくはMIDIによる設定の時のためTrigger Selectは「ALL」から始まっている。


KeyOffやTransposeの数値はシーケンサーのみに使われているMIDI経由の音を調整することができる。だからMIDIを使うならここの値をオフにしない方がいいよ!
同様にMIDIトランスポーズする際もプラスマイナス三オクターブ分変更が可能だ。
33ページを見ると、これらの二つの数値の意味がより深く載っている。


Bank1のプログラム70から127はMIDI経由の音で演奏するシーケンスが入っており、Bank2の全てのプログラムはキーボードを使用する用だ。キーボードに付いてるピッチベンドやモジュレーションホイールやタッチ感度調整機能は使用できるけどシーケンサーは使えないんだ。

(メモ)-ディスプレイに数の小数点のような形で点滅が起こっていたらMIDI inputが通っている合図だ。つまりMIDI Inputが埋まっているってことさ。


シグナルプロセッサーとしてEvolverを使うために
君の持つ他の楽器等から音を持ってくる場合についてだ。モノラルの信号でなら、External Input Mode Parameter(Ext In Mode:列8ノブ7)を使うといい。Input Gain(Mainボタンを押して下のランプを点灯させ左から三番目のボタンを押す)で調整することもできる。0から24までの値をこのInput Gainノブで選べる。

(メモ)-列と縦の段のLEDランプはゲインを調整する際のとてもシンプルなVUメーター(音量感:volume unitを見ることができる)だ。これは最適な音量を知る手助けとなる。でも場合によってはClipのLEDランプを光らせたいこともあるだろうね。


大抵シグナルプロセッサを使用する場合、君はVCAのレベルを上げると思う。一方で、シグナルを無視することもあるだろう。そんな時は他のオプションとして、エンベロープを操作するシグナルを使うか(Trigger Select列7-7を使ってね)、もしくはVCAレベルへエンベロープを合わせて使うのがいいかもしれない。

まとめ
君はもうこれでとりあえず使うことができるはずだ。もっと操作の情報が欲しければ続きを読んでくれ。もしくは詳細メモのより細かなものを調べてくれ。もっといろいろ情報の載ったものを解読するのもいいね。38ページから40ページはモジュレーションの指針と各ソースコードについての手軽なガイドになっている。でも初めは中々細かい使い方についてはマニュアルを読み飛ばしてしまって気づかないかもしれないもんだよね。

それと言っておきたいのだけど、このマニュアルはそもそものシンセサイザーの基本的機能を網羅しようとは考えていないんだ。それはつまり、オシレーターとは何か、ロウパスフィルターがサウンドにどう影響するかとか、ADSRエンベロープが視覚的にどう見えるかとか、そういうのは載ってないということだ。そういうのはここには書かれていないんだよ。

ただ幸運にも、最近はインターネットでそれらを極めて簡単に調べることができる。専門用語や基本的なシンセサイザーの仕組みを学びたければ、グーグルで調べてみてほしい(もしくは君の検索能力を駆使して他の方向からでもアプローチしてみてほしい)。きっと「アナログシンセサイザーチュートリアル」のようなものが引っかかるだろう。豊富で良質な資料を読むことができるはずだ。

さぁ!是非楽しんで!

 

デイブ=スミスより


以上です。私もまだまだ勉強不足で、翻訳の表現がおかしかったり、意味をはき違えていることがあり得ます。すいません。しかしこのページ部分の翻訳はこれで終わりではなく、定期的に本体を触りながらチェックしますので、修正する予定も込みの翻訳だと思ってください。(備忘録でもあるので...)